インドで詐欺にあった話
こんにちは。今日は、インドで詐欺にあった話をしたいと思います。
僕が初めて1人で海外に行ったのは、大学3年の夏でした。その行き先はインド。
インドに行くと価値観が変わると聞いていたので、どんな国なんだろうと楽しみにしていました。
インドの首都ニューデリーに到着した後、すぐにタージマハルがあるアーグラという街に移動する予定でした。
そのため、空港からデリー中心部にある鉄道駅まで地下鉄で移動し、駅のチケットカウンターでアーグラ行きのチケットを買う予定でした。
駅に着くと、朝の6時前にもかかわらず、人がわんさか、車の渋滞、牛の行列…。
ツッコミどころは満載ですが、とりあえずチケットカウンターの場所を近くにいるインド人に聞きます。
そうすると、どうやら駅の2階にあるらしいことがわかりました。
階段に向かうと、空港とかにある荷物検査の機械が稼働していて、そこを通るインド人はみんなチケットを見せていました。
チケットを持っていない僕は通れないので、近くにいるおじさんに「チケットはどこで買えますか?」ともう一度聞いてみると、駅から少し離れたところに政府直営の観光案内所があることを教えてくれました。
インド人は嘘つきが多いという情報は持っていたので、念のため数人に同じ質問をしましたが、どの人からも同じ答えが返ってきたので、とりあえず信用することにしました。
言われるがままにタクシーに乗せられ、ある旅行会社に連れていかれました。あとあと考えると、明らかに政府直営ではない雰囲気でしたが、インドに来て数時間の僕にはわかりませんでした。
そこには1人の日本人と数人の欧米人がいて、チケットの手続きをしていました。
このときまで、だまされているかも?という疑念は少しだけありましたが、ここで完全にそれがなくなりました。
その旅行会社の人は、僕から行き先を聞いて、列車のチケットやホテルの手配をしてくれました。
そのあと、請求されたお金が、日本円で約50,000円。
僕はインドに40,000円しか持って行っていなかったので、値切り倒した結果、30,000円になりました。(移動費+宿泊費)
これも後々知ったのですが、実はこれ、30,000円でも高いです。各都市間の移動費は2000円弱ですし、宿泊費も一泊1000円ほどで割といいところに泊まれます。
現地の滞在日数は6日間だったので、請求されてもせいぜい20,000円がいいとこです。
まぁ、これは置いといて、当時の僕は5万を3万まで値切ったので、割と満足していました。
ここで話が終わったら、詐欺じゃなくて、軽めのぼったくりです。
まだ続きがありますので、ご安心ください。
そのあと、僕はすぐにアーグラに行き、タージマハルを満喫し、2日間アーグラで観光したあと、バラナシという街に向かいました。
そのバラナシという街で事件が起きます。
宿が予約されていなかったんです。
さらに調べると、帰りの電車も予約されていませんでした。
これはおかしいと思い、すぐその旅行会社の人に連絡しましたが、出るはずもなく…。
完全にやられました。
バラナシで、日本人の観光客にこのことを話すと、程度は違いますが、同じようにだまされた人がたくさんいました。
中には、8万円請求されて、払ってしまった人もいました。
そのとき、「ニューデリーの駅前にたむろっていたたくさんの人はみんなグルで、僕をだまそうとしてきていたんだ」ということに初めて気がつきました。
そのあと、保険会社を通じて口座からお金を下ろすことに成功し、無事に日本に帰ってこれました。
結果的にいい経験になりましたが、異国の見知らぬ土地で、お金がなくなって帰れないかもしれないと感じることは非常に怖いです。
この出来事があってから、事前に料金相場を知っておくこと、下調べをある程度しておくこと、お金は多めに用意しておくことなどを学びました。
みなさんも海外に行く際には、注意してくださいね!
まとめ
こういう記事を見ると、インドに行きたくなくなってしまうかもしれませんが、インドは決して怖い国ではありません。
非常にフレンドリーで、優しい人が多いので、すぐに友達ができます。
街は日本とは全然違う不思議な雰囲気に包まれています。
日本にはいない種類の人が沢山います。
日本ではなかなかできない経験をすることができます。
僕自身、インドに行って、価値観が変わるまでは行きませんでしたが、考え方はだいぶ変わったと思います。
好き嫌いは別れますが、だまされたことを含めても、僕はインドが大好きだし、もう一度行きたいと思っています。
彼ら手口を知り、対策を知れば、だまされることはありません。
もし仮に騙されたとしても、彼らがそれで豊かになるならそれでいいかなって思ったりもします。笑
次回はインドのいいところを書いていこうと思います。