ジョーの旅行体験記

原付とヒッチハイクで日本一周した後、アジアを中心に16ヶ国を周遊中。

日本に生まれるということ

 

 

 日本はとてもいい国だ。

 

 ありきたりなところでは、治安がいい、公共交通機関にほとんど遅れがない、街が綺麗、モノが溢れているなど…

 

 これは当たり前ではない。

 

 治安が悪くて、金出せと脅される。平気で電車が14時間遅れる。路上のゴミを拾って生活している人がいる。障がいのある人が物乞いをしている。

 

 全て僕がみたり、体験したりしたものだ。

 

 日本に戻ってくると、この平和な国で生活できる自分は幸せものだと気づく。

 

 

 日本人の顔で、日本の国籍を持っているだけで褒められる。

 

 

 日本の企業がこの橋を作ってくれたんだ。(カンボジア

 

 本土に戻らなかった日本兵のおかげでこの国は独立できたんだよ。(インドネシア

 

 日本の政治は好きじゃないけど、日本人は好きだよ。(中国、韓国)

 

 日本人は遅刻しないんだよね、なんてすごいんだ。(イギリス)

 

 ほら、インドの首相と安倍さんが握手してるだろ、日本とインドは仲良いんだぜ。(インド)

 

 

 実際に言われた言葉です。僕は何もしていないのに、名前も知らない日本人のおかげで、僕は高い評価を受けた。

 

 

 日本のパスポートを持っているだけで、世界中のほとんどの国に行ける。そのうちの多くの国ではビザが要らない。

 

 

 ビザなしで入国するためには、国と国とがビザなし協定を結ばなければならない。

 

 

 「日本人なら大丈夫」という認識が世界にはある。

 

 

 バングラデシュの友達から、「インビテーションレターを送ってくれ」と頼まれたことがある。

 

 

 僕は「インビテーションレター」を知らなかった。

 

 貧しい国から外国人が日本に来る場合、収入がしっかりしていないと、ビザが発行されないそうだ。

 

 しかし、その「インビテーションレター」があれば、「友人に会う」という目的がはっきりするため、格段にビザが発行されやすくなるそうだ。

 

 豊かな日本では、必要のないものだ。

 

 

 学生の時、「食べ物を与えたりする支援は意味がない。技術を教えなければ、豊かにならない」と教わった。

 

 確かにそうかもしれない。

 

 でも、その日に食べるモノがなく、働き口もなく、物乞いをするしかない人を見たことあるか。

 

 その日のことしか考えられないほど貧しい人は沢山いる。

 

 その人にとって将来など、知ったこっちゃないのだろう。

 

 

 きっと、ずっと日本にいたら理解できなかった。

 

 

 僕は、この「生まれのよさ」に気づいた時、とても恥ずかしくなった。

 

 生まれのよさだけで豊かな暮らしができる、ヨーロッパの中世貴族のように感じたから。

 

 世界史を学んでいた時、そういう「貴族」というモノが心底嫌いだった。

 

 自分がそれになってしまったような気がした。

 

 

 

 僕はこの「生まれのよさ」の上にあぐらをかきたくはない。

 

 

 自分にできることは何か、その答えはまだ出ていないが、数年後には一つ答えを出そうと思う。

 

 

 とりあえず今は、誰かの考えるきっかけになってくれればいいかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本人とはなんなのか

 

 

 昨今、新型コロナウイルスによる自粛や、日本政府への疑惑、ネット上の問題などを見ていると、「どうして日本とはこうも生きづらい社会なのか」と嫌になってしまうことがある。

 

 逆に、日本のよさが行動に表れている場面に遭遇することも多いように思う。

 

 緊急事態宣言が出された後の日本国民の対応は、感染者が激減した今、世界中で評価されている。

 

 しかし、あえて批判的に捉えるならば、その「団結」とは言えない「同調」が、第二次世界大戦下の日本に似ているなぁ、何も変わってないんだなぁ、なんて感じたりもする。

 

 普段、なんとなく生活していると、そんなことはあまり気にならないのだが、日本人の特徴が見えやすくなっている今だからこそ、考えていきたい。

 

 われわれ日本人は日本のことをどれだけ理解しているのだろうか。

 

 理解してる気になっているだけではないか。

 

 日常生活の中で、他人に指摘されて初めて「間違っていたんだ!」と自覚したことがあると思う。

 

 自分が信じている考えや価値観は、実はそんなにあてにならないものかもしれない。

 

 今こそ自分の考えに疑惑の目を持ち、客観的に見つめ直すことが必要なのではないだろうか。

 

 1946年に出版された、ルース•ベネディクトの『菊と刀』は、アメリカ目線で「日本人とはなんなのか」について論じた本である。

 

 客観的な分析を、日本人が読むことで日本人について知ることができる、非常に興味深い本である。

 

 

菊と刀 (平凡社ライブラリー)

菊と刀 (平凡社ライブラリー)

 

 

 

 前述したが、第二次世界大戦下の日本人と、現代の日本人は本質的に変わらないのではないか、という仮説のもと、『菊と刀』を参考にしながら「日本人」について考えていこうと思う。

 

 

※「○○人」という言い方で一括りにするのは好きではないが、今回は便宜上、「日本人」という言い方を使うことにする。

 

 

「恥の文化」と同調圧力

 

 ベネディクトは著書『菊と刀』で、日本の文化を「恥の文化」と表している。

 

 「恥の文化」とは、周りの評判や、他人の目を基準とする道徳のこと。

 

 よく、「恥をかく」と言ったりするのは、良し悪しの基準が自分の内面にあるのではなく、「周りからどう見られるか」「周りがどう思うか」が基準になっているからだろう。

 

 こういった文化の基盤が、75年前、いや、もっと前から日本に根付いている。

 

 これ自体悪いことではないし、むしろ日本の素晴らしい文化として評価されるべきだと思う。

 

 周りを気遣う優しさや、礼儀正しさ、約束の遵守などは海外でも驚かれる。

 

 しかし、危険なのは、この文化基盤が一人歩きし、「周りがどう思うか」→「周りが個人を律する」といったように変化していくことである。

 

 さらに恐ろしいことに、「周りから個人を律している人」におよそ自覚はない。

 

 知らず知らずのうちに相手を傷つけていたり、諦めさせていたりする。

 

 そういった「無自覚の否定」は、価値観の単一化を生み出す。

 

 そして、そういった単一化した価値観を再び他人に、無自覚に押し付けてしまうのではないだろうか。

 

 例えば、「25、6になったら結婚する。」「女性は結婚したら名字が変わる。」、「思春期になると異性に興味が出てくる。」など…

 

 これらを何となく当たり前に思っている人が大半なのではないか。

 

 あえて生涯未婚を貫く方、別姓の夫婦、性的マイノリティの方々…。

 

 知識としては知っていても、見えてこないから、実感としてわかない。

 

 文化の基盤は変わらずとも、戦後様々な価値観の変容があった。

 

 その価値観の移行期間に嫌な思いをしたり、差別を受けたりするのはいつも少数派の人たちだった。

 

 彼らは、いつも世間の「当たり前」とのギャップに悩まされている。

 

 この「当たり前」こそが、「恥」を生み出す、日本人的「同調性」であり、暗黙の了解で出来上がった社会としての共通理解である。

 

 

 これまではそれでも問題なかったかもしれないが、多様な生き方、考え方が出てきた現在、

 

「あなたはそういう考え方(立場)なんだね。でも僕は、こういう考え方(立場)をしているよ。」

 

 という姿勢を持つことが大切だと思う。

 

 集団の「同調」ではなく、個人として、まずは受け入れる。否定はしない。

 

 なぜなら、自分の信じている考えや価値観が間違っているかもしれないから。

 

 自分と違う考えや立場の人がいるのは当たり前。自分と同じ考えでないと気に食わないのは傲慢そのもの。

 

 それをマジョリティの「同調」で否定するのが、私から見た「日本人」。

 

 違いを攻撃するのではなく、違いを楽しみ、受け入れた方がもっと生きやすい「日本」になるのではないか。

 

 こういった周りへの配慮が、理想とする「恥の文化」である。

 

 これも正しい答えとは限らない。考えのひとつくらいに思ってくれれば嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパ周遊旅行①(日本→ハマド国際空港→チェコ)

 

こんにちは。しばらくの間ブログをお休みしていましたが、今日から再開したいと思います。

 

初の試みですが、旅行中に起きた出来事を日記のようにつらつらと書いていこうと思っています。

 

今回の旅行は大好きなアジアを脱して、ひさびさに欧米先進国に行きます。

 

目的地は、チェコ→ドイツ→(オーストリア)→イタリアです。

 

日程は2019年2月3日〜2月11日です。

 

オーストリアはバスで通過するだけです。各国2都市ほど訪れるつもりです。

 

ヨーロッパは初上陸なので、非常にワクワクしております!

 

9日間の短期旅行なのでドタバタ移動しますが、車窓からの景色も旅の醍醐味ですよね。

 

 

旅行1日目は、もちろん地元静岡から始まります。

 

前回までヒッチハイクで空港まで行っていましたが、今回はバスで東京に行きました。

 

静岡駅北口→東京駅日本橋口を早割使って2,300円。かなり安いですね。

 

こんなことなら初めからバスで行っておけばよかった…と思ったり思わなかったり…

 

特に問題なく東京駅に到着し、日本橋口から八重洲南口へ移動します。

 

まっすぐ道一本なので、迷うこともありませんでした。

 

それにしても、東京は人が多いですね。すぐに人疲れするタイプなので短時間でもかなり疲れてしまいました。

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191234j:image

 

八重洲南口バスターミナルの7番から成田空港行き直行バスが出ているので、乗ります。

 

予約なしで税込1000円です。だいぶ並んでいますが、回転も早いのですぐに乗れて便利です。

 

電源とWi-Fiがあるので、電車よりはオススメかなと思います。

 

電車で行くなら、京成線で行くか、JRで行くかです。どちらも1000円ちょっとかかります。

 

少し話がそれましたね。

 

約1時間で成田駅に到着しました。

 

 

今回は成田空港第2ターミナルからカタール経由でチェコプラハに向かいます。

 

 

カタール航空という会社の飛行機に乗ったのですが、出発の4時間前に行ったのにチェックインカウンターが開いていたり(普通は3時間前から)、出発が20分早まったり(遅れることはあっても、早まることはあまりないらしい)、なかなかクセのある航空会社でした。

 

とりあえず、空き時間を利用して、成田空港直営の両替所で、チェココルナを10,000円分、ユーロを20,000円分両替しました。

 

今の期間、ユーロの手数料が安くなっており、お得に両替できましたが、チェココルナの両替手数料がかなり高かった…。

 

手数料は流通範囲や通貨の影響力によって変わるため、米ドル、ユーロの手数料は3パーセント弱くらいで、かなり低いです。

 

しかし、チェココルナはチェコ国内でしか利用することができず、一部の店舗ではユーロでの支払うことができるほど、通貨としての影響力は弱いです。

 

それに加えて日本では取り扱っている銀行も少ないことから、手数料は10〜15パーセントします。

 

仮に手数料が10パーセントだとしたら、1万円を支払っても、9千円分しか返ってこないんですね。

 

また話がそれました。

 

成田に着いてすぐにチェックインを済ませ、入国審査をして、腹ごしらえ。

 

日本最後のご飯はラーメンと決めています。今回は豚骨。

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191353j:image

 

TOTOのトイレギャラリーを見たり、経由地のハマド国際空港の設備を調べたりして時間を潰しました。

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191444j:image
f:id:SHbbt-jo:20190206191449j:image
f:id:SHbbt-jo:20190206191454j:image

 

遂に搭乗開始の時間になり、列に並んでいたら添乗員さんに、「ここはビジネスクラスの列になりますので…」と申し訳なさそうに言われた。チケット見てないのに。

 

僕はどうやらエコノミー顔らしい。

 

 

それはさておき、いよいよ出国!

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191504j:image

 

ここから日本→カタール13時間、トランジット3時間、カタールチェコ5時間半、合計21時間半の長い戦いが始まります。

 

今回のカタール航空、色々と設備がすごいです。

 

深夜便は宿泊セットが配られます。中には靴下、歯磨きセット、アイマスク、耳栓、リップクリーム(?)が入っていました。

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191605j:image

 

映画も洋画だけでなく、邦画も盛りだくさんです。日本語吹き替えもたくさんあります。

 

見たい映画がありすぎて、チェコに着くまでに5本の映画を観ちゃいました。

 

機内食も普通に美味しいです。

 

メニュー

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191630j:image

 

(日本→カタール

1回目 フィッシュマチュブース

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191706j:image

 

2回目 魚のお粥

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191735j:image

 

カタールチェコ

3回目 バターミルクパンケーキ(写真撮るの忘れた)

 

4回目 鶏肉のパイ

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191813j:image

 

イヤホンジャックは二股になっていました。そのまま持って帰るのを防止するためでしょうか?

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191853j:image

 

添乗員さんをナンパしてる人がいたり、コメディ映画を観て大爆笑してるカップルがいたり、日本ではあまり見ない光景が普通に起きているのを見ると、外国に来たなぁと感じます。

 

 

トランジットで寄ったカタールの首都ドーハのハマド国際空港はとにかくスケールがでかい!

 

f:id:SHbbt-jo:20190206191923j:image

 

天井が高くて、広く、建物の中に電車が走っており、近くの搭乗口まで運んでくれます。もちろん無料。

 

f:id:SHbbt-jo:20190206192009j:image
f:id:SHbbt-jo:20190206192002j:image

 

遊ぶスペースも充実しています。

 

f:id:SHbbt-jo:20190206192041j:image
f:id:SHbbt-jo:20190206192050j:image

 

カタールは中東の国だけに、日差しがめちゃめちゃ強い!

 

f:id:SHbbt-jo:20190206192122j:image

 

でも気温自体はそんなに高くはないです。

 

飛行機まで専用のバスで向かいます。

 

f:id:SHbbt-jo:20190206192204j:image

 

f:id:SHbbt-jo:20190206192254j:image

 

中央の席だったので写真を撮れませんでしたが、空からの景気は一面砂!とても綺麗でした。

 

いつかカタールにも行ってみたい!

 

カタールのドーハは、サッカーの「ドーハの悲劇」で有名な街ですが、ほんの数年前までは「世界で最も退屈な街」と言われていました。

 

しかし、現在は豊富な石油資源を基に経済成長を続けており、その一環として観光にも力を入れているそうです。

 

にわかの僕でも知っている、有名なサッカークラブ「バルセロナ」のユニフォームにはカタールの宣伝がされています。

 

 

国が1クラブのスポンサーっていうのが面白いです。

 

トランジットの時間が長ければ、ドーハの市内観光ができるらしいのでヨーロッパ旅行に行く人はセットでカタールに行くのもいいんじゃないでしょうか。

 

今回は事前にそれを知らなかったためできませんでしたが、僕は次ヨーロッパに行くときはそうすると思います。

 

また話がそれましたね。なんやかんやでチェコに到着しました。

 

足とお尻に疲れがありますが、そこそこ元気です。

 

外を見ると、雪!!

 

f:id:SHbbt-jo:20190206192344j:image

 

静岡生まれ静岡育ちの僕はそれだけでテンション上がります。

 

それに加えて初のヨーロッパなので、期待が高まります。

 

 

 

とりあえず、今日はここまでにしておきます。

 

次回はプラハ散策について書いて行こうと思います!

 

 

インドで詐欺にあった話

 

f:id:SHbbt-jo:20190129182246j:image

 

こんにちは。今日は、インドで詐欺にあった話をしたいと思います。

 

僕が初めて1人で海外に行ったのは、大学3年の夏でした。その行き先はインド。

 

インドに行くと価値観が変わると聞いていたので、どんな国なんだろうと楽しみにしていました。

 

インドの首都ニューデリーに到着した後、すぐにタージマハルがあるアーグラという街に移動する予定でした。

 

そのため、空港からデリー中心部にある鉄道駅まで地下鉄で移動し、駅のチケットカウンターでアーグラ行きのチケットを買う予定でした。

 

f:id:SHbbt-jo:20190129182413j:image

 

駅に着くと、朝の6時前にもかかわらず、人がわんさか、車の渋滞、牛の行列…。

 

ツッコミどころは満載ですが、とりあえずチケットカウンターの場所を近くにいるインド人に聞きます。

 

そうすると、どうやら駅の2階にあるらしいことがわかりました。

 

階段に向かうと、空港とかにある荷物検査の機械が稼働していて、そこを通るインド人はみんなチケットを見せていました。

 

チケットを持っていない僕は通れないので、近くにいるおじさんに「チケットはどこで買えますか?」ともう一度聞いてみると、駅から少し離れたところに政府直営の観光案内所があることを教えてくれました。

 

インド人は嘘つきが多いという情報は持っていたので、念のため数人に同じ質問をしましたが、どの人からも同じ答えが返ってきたので、とりあえず信用することにしました。

 

f:id:SHbbt-jo:20190129185612j:image

 

言われるがままにタクシーに乗せられ、ある旅行会社に連れていかれました。あとあと考えると、明らかに政府直営ではない雰囲気でしたが、インドに来て数時間の僕にはわかりませんでした。

 

そこには1人の日本人と数人の欧米人がいて、チケットの手続きをしていました。

 

このときまで、だまされているかも?という疑念は少しだけありましたが、ここで完全にそれがなくなりました。

 

その旅行会社の人は、僕から行き先を聞いて、列車のチケットやホテルの手配をしてくれました。

 

そのあと、請求されたお金が、日本円で約50,000円。

 

僕はインドに40,000円しか持って行っていなかったので、値切り倒した結果、30,000円になりました。(移動費+宿泊費)

 

これも後々知ったのですが、実はこれ、30,000円でも高いです。各都市間の移動費は2000円弱ですし、宿泊費も一泊1000円ほどで割といいところに泊まれます。

 

現地の滞在日数は6日間だったので、請求されてもせいぜい20,000円がいいとこです。

 

まぁ、これは置いといて、当時の僕は5万を3万まで値切ったので、割と満足していました。

 

ここで話が終わったら、詐欺じゃなくて、軽めのぼったくりです。

 

まだ続きがありますので、ご安心ください。

 

そのあと、僕はすぐにアーグラに行き、タージマハルを満喫し、2日間アーグラで観光したあと、バラナシという街に向かいました。

 

そのバラナシという街で事件が起きます。

 

宿が予約されていなかったんです。

 

さらに調べると、帰りの電車も予約されていませんでした。

 

これはおかしいと思い、すぐその旅行会社の人に連絡しましたが、出るはずもなく…。

 

完全にやられました。

 

バラナシで、日本人の観光客にこのことを話すと、程度は違いますが、同じようにだまされた人がたくさんいました。

 

中には、8万円請求されて、払ってしまった人もいました。

 

そのとき、「ニューデリーの駅前にたむろっていたたくさんの人はみんなグルで、僕をだまそうとしてきていたんだ」ということに初めて気がつきました。

 

そのあと、保険会社を通じて口座からお金を下ろすことに成功し、無事に日本に帰ってこれました。

 

結果的にいい経験になりましたが、異国の見知らぬ土地で、お金がなくなって帰れないかもしれないと感じることは非常に怖いです。

 

この出来事があってから、事前に料金相場を知っておくこと、下調べをある程度しておくこと、お金は多めに用意しておくことなどを学びました。

 

みなさんも海外に行く際には、注意してくださいね!

 

まとめ

 

こういう記事を見ると、インドに行きたくなくなってしまうかもしれませんが、インドは決して怖い国ではありません。

 

非常にフレンドリーで、優しい人が多いので、すぐに友達ができます。

 

街は日本とは全然違う不思議な雰囲気に包まれています。 

 

日本にはいない種類の人が沢山います。

 

日本ではなかなかできない経験をすることができます。

 

僕自身、インドに行って、価値観が変わるまでは行きませんでしたが、考え方はだいぶ変わったと思います。

 

好き嫌いは別れますが、だまされたことを含めても、僕はインドが大好きだし、もう一度行きたいと思っています。

 

彼ら手口を知り、対策を知れば、だまされることはありません。

 

もし仮に騙されたとしても、彼らがそれで豊かになるならそれでいいかなって思ったりもします。笑

 

次回はインドのいいところを書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

マイノリティにとって生きづらい社会

 

こんにちは。今日は生きづらい社会の中でどう生きていけばいいのか、自分なりの意見を述べていきたいと思います。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

僕が感じる生きづらさとは、「こうあるべき」という固定観念に皆が囚われていることです。

 

高校野球は坊主で、礼儀正しくするのが当たり前。大学卒業したら就職して当たり前。学校に行くのは当たり前。異性を好きになることは当たり前…

 

こういった、一方的な決めつけを知らず知らずのうちにしてしまっているのではないでしょうか?

 

社会や組織、集団でこういった暗黙の共通認識がはびこっていることはよくあります。

 

僕はこういう一方的な決めつけが好きではないです。

 

このような決めつけがマイノリティ(少数派)を縛り、苦しめているからです。

 

果たして、社会が「こうあるべき」であるとする基準を全てクリアしている人は全国民の何割程度いるのでしょうか?

 

限りなく少ないことは明らかです。

 

人には得手不得手があるんですから。

 

そういった意味ではみんな、マイノリティの経験はあるはずです。

 

誰でも一度は生きづらさを感じたことがあるでしょう。

 

それなのに、「普通」から逸脱しようとしている人、もしくは逸脱している人(マイノリティ)に対して、冷たい目で見てしまったり、批判的に見てしまったりしてしまいます。

 

これこそが生きづらさの原因なのではないでしょうか。

 

そもそも「普通」とはいったい何なのでしょうか。

 

それは自分が「普通」だと思う、1つの価値観でしかないと思います。

 

「普通」とは社会の共通認識としては成り立たないのです。

 

この世には自分の知らない価値観が腐るほどあるということを知っていなければなりません。

 

無知の知」というやつです。

 

自分の「普通」を逸脱することが起きた時、

他人を疑う前に

「それは自分が知らない価値観であるだけなのかもしれない」

と自分を疑ってみてほしい。そして、理解し、受け入れてほしい。

 

そうするだけでお互いに生きやすい社会になるのではないでしょうか。

 

近年は、個人の自由が尊重されるようになってきてはいますが、まだまだ皆が見えていないところでマイノリティは苦しんでいます。

 

「普通」を求める社会から逸脱した存在だと、嘆いています。

 

誰にも言い出せない人だっているはずです。

 

まず、「知らない」ということを知ってほしい。

 

そして、尊重してほしい。

 

それだけでいいんです。

 

多様な価値観を認め合える、平和な社会になることを望みます。

 

 

 

ヒッチハイクに大切な7つのこと

 

f:id:SHbbt-jo:20190127140553j:image

 

こんにちは。今日はヒッチハイクをする際、大切にすべき7つの事をまとめていこうと思います。

 

僕は大学2年の頃から現在まで、何度もヒッチハイク旅行をしており、50台以上の車に乗せていただきました。

まだ初めて間もない頃は5時間ずっと外で札を出して立ち続けたこともありました。

しかし、この記事を読めば、2時間以内には乗せてもらうことができるようになると思います。

その方法を解説していきます。

 

1. わかりやすく目的地を示すこと

 

札に書く目的地は、太いペンではっきりと書きましょう。

その時、具体的な目的地を書くのではなく、向かう方向にある大都市を書くと良いです。

 

例えば、静岡から栃木の日光に行きたい場合、札に書くべきなのは、「東京」です。

乗せてもらった後、ドライバーの目的地と高速道路網を調べて、降ろしてもらうPAを決めればいいです。

もし「日光」や「栃木」と書いてしまうと、途中まで乗せることができる人でも、「行かないから」とスルーしてしまうことがあります。

 

2. 高速道路のPAで始めること

 

ヒッチハイクは、得体の知れない人を自分の車に乗せる行為です。そのため、ドライバーがもし「乗せたい」と思っても、心のどこかで少し躊躇してしまうものです。

通常の道路で行うと、躊躇しているうちに通り過ぎてしまうことがよくあります。

 

しかし、PAヒッチハイクを行えば、ドライバーが興味を持ってくれた時、十分に考え抜く時間を確保することができます。

考えてもらうためには、まず自分が目立って、存在を認知してもらわなければなりません。

 

PAに寄る人の多くは、トイレか食事が目的です。

まず、その近くに立って札を掲げます。

 

それと同時に、入ってくる車、出て行く車に札をアピールして、見てもらうようにしてみてください。これだけでだいぶ違います。

 

そもそも、「徒歩でPAに入れるの?」という疑問がありますよね。

それに関しては、比較的大きなPAの場合、入れることが多いとしか言えません。

近年、近所に住む人がPAで買い物をすることができる、「ぷらっとパーク」という制度がある所が多いです。僕の通う大学の最寄りのPAもこの制度を採用しています。

これによって、徒歩でもPA内に入ることができます。PAのホームページを開けば、「ぷらっとパーク」制度があるかわかるので、最寄りのPAを調べてみてください。

 

もし、PAで始めることができない場合は、近くのインターチェンジ前の交差点で始めることをオススメします。

信号待ちによって考える時間を取れることと、後ろに十分な停車スペースがあることが理由です。

 

3. 日程を考えること

日程といえば大げさですが、平日よりも休日にヒッチハイクをした方が時間が短く済む傾向があります。
理由は簡単で、平日に高速道路を使っている人が少ないからです。ほぼトラックです。
「じゃあ、トラックに乗せてもらえばいいじゃん」という話ですが、そうもいきません。

大規模なトラック会社になると、ヒッチハイクで人を乗せることを禁止している場合が多いです。
もし事故を起こして怪我、死亡してしまった時に、責任を取らなければならないからです。トラック会社としてはそれは大きなリスクなわけです。
そうなると、平日に乗せてもらえる可能性があるのは、個人経営のトラック会社か、限りなく少ない個人車か、になるわけです。

 

確立はかなり低くなります。

ヒッチハイクをやってみたい!と思っている人は、休日に始めることをオススメします。

 

4. 勇気を持って話しかけてみること

トイレや、食事に行く人に挨拶するなど、軽く話しかけてみるのがいいかもしれません。
自分ではそんなつもりなくても、ヒッチハイクする人は普通の人から見たら、かなり「変な人」です。

ドライバーは、「乗せてあげたいけど、自分から話しかけるのはちょっと…」と思っている人も多いです。
札を掲げている時点で目的地はわかっているはずなので、会話をするきっかけをつくり、「怖い人ではないよ」ということをわかってもらうことが目的です。
この時、「○○まで行きたいんですけど、乗せてくれませんか?」という言い方はあまり良くないと思います。

もし乗せてくれたとしても、ドライバーが不本意だと会話も弾まず、お互いに気まずいし、申し訳ない気持ちになるはずです。
ヒッチハイクをする際は、お互いハッピーな気持ちで終われるようにしなければならないと思います。

 

5. 常に笑顔でいること

 

表情が悪く、暗い雰囲気を醸し出している人は乗せたいと思われません。

常に笑顔で、楽しそうにしていれば、「こいつを乗せたら移動が楽しくなりそうだな」と思ってくれます。

 

6. 会話を盛り上げること

 

乗せてもらった後の話です。

ヒッチハイクで乗せてくれる人は、1人の場合が多く、彼らは暇つぶしになると思って乗せてくれています。

タダで乗せてもらう以上、その要望に出来る限り応えることが必要だと思います。

目的地に着いた時、「こいつを乗せてよかったな」と思ってもらえるように、出来る限り、面白い話をしましょう。

乗せてもらった時点で興味を持ってくれているので、会話自体はしやすい雰囲気のはずです。

あとは、自分次第。ここはがんばってください。

 

7. 感謝の気持ちを示すこと

 

目的地に着いた際、感謝の気持ちを伝えることは当たり前ですが、そのほかにも何か用意しておくといいかもしれません。

 

僕の場合は、ツイッター、インスタ、Facebookでドライバーと友達になったり、連絡先を聞いておき、旅行の報告とともに、うまく撮れた写真を添えて感謝の気持ちを伝えています。

 

中には連絡先の交換を拒む方もいるので、地元のお土産などの手土産を渡してもいいかもしれません。

自分なりに工夫して、感謝の気持ちを示してみてください。

 

 

まとめ

 

ヒッチハイクは、タダで目的地まで移動しようというひどく傲慢な行為です。

ドライバーはそんな傲慢な行為を心優しく受け入れてくれています。

その優しさに応えるために、自分にできることを最大限してみてください。

これをすることによって、お互いとても良い思い出になると思います。そのような状況を作り出すことが理想です。

 

ヒッチハイクはとても楽しい反面、辛いこともたくさんあります。

辛いからこそ、乗せてもらえた時の喜びは大きく、人の温かさを感じることができます。

これこそがヒッチハイクの魅力です。

 

ぜひ一度挑戦してみてください。

 

 

 

韓国嫌悪の日本人について

 

 

こんにちは。今日は社会的な話になってしまいますが、日本人の韓国嫌いについて話したいと思います。

 

最近は徴用工問題やレーダー照射問題で何かと話題になる、韓国。数年前から慰安婦問題も再燃したように見えます。

そのようなニュースが出るたびに、一部の日本人は韓国人に対してあからさまな嫌悪感を表に出します。

しかし、韓国側もまた同じです。日本人に対して嫌悪感を持っています。

なぜこのような構図が生まれてしまったのか、簡単に説明していきたいと思います。

 

様々な意見がありますが、僕は、歴史の清算をその時代にしっかりしなかったことが原因としてあげられると思っています。

 

日本は、元植民地であった韓国と、1965年に日韓基本条約を結び、国交を正常化しました。

それと同時に日韓請求権協定を結び、「お互い、1965年以前に起きたことについて補償を請求できないようにしましょう。」という決まりを作り、日本は韓国政府に対して多額の金銭を支払いました。

 

しかし、この協定は、実際に旧日本軍の被害者であった人たちの意見は介さない形で行われました。

 

日本が支払った補償金は、旧日本軍の被害者たちに配られましたが、実は被害者なのに対象外だった人(元慰安婦など)、金銭で解決できる問題ではないと考える人たちが数多くいました。

それがそのまま現在の問題として繋がってきているわけです。

 

日本政府はこの日韓協定が結ばれてから、一貫して韓国側の個人補償請求を退けてきました。

一度も国家補償をしたことがありません。これが日本政府の立場です。

お金を配ったことはありますが、それは賠償金としてではなく、非公式的な「償い金」として支払いがされています。

 

ここで一度、自分が旧日本軍に徴用され、ひどい扱いを受けた被害者であると考えてみてください。

国同士のきまりによって、請求権を奪い、金銭だけ渡して、解決した気でいる日本、ムカつきませんか?

謝って、誠意を見せてほしくありませんか?

 

しかし、日本としても、国同士のきまりである条約の規定を破って補償するわけにもいかない。

 

お互いの主張が全く噛み合っていないわけです。

 

現在の戦後補償問題はほぼ、この日韓協定の危機管理の低さに原因があると思っています。

日本政府はその日韓協定に縋り付いて思考停止するのではなく、もっと柔軟な対応をするべきです。

また、戦後補償問題の原因を作ったのも紛れもなく日本です。

韓国側からすれば、日本は加害者であり、加害者である日本人から文句を言われる筋合いはないわけです。

 

それなのに、一部の日本人から、「韓国が意図的に問題を先延ばしにしている」、「韓国はしつこい」などという意見が平気で出てくる。

日本人の加害者意識の低さには問題があると思います。

 

本来は戦後に生まれた僕たちには関係のない話のはずです。戦争責任を、戦後生まれの僕たちが負うのははっきり言っておかしいです。

でも、被害者はまだ苦しんでいます。日本が憎くてたまらない人がいます。そういう人がいる以上、彼らが少しでも余生を穏やかに過ごすことができるような努力しなければいけないのではないでしょうか。

 

そのためには、「補償してくれ→日韓協定が〜」という、従来の水かけ論ではなく、しっかりお互いの意見、考えを伝え、日本がが韓国側の意見に擦り合わせるくらいの誠意を見せなければならないと思います。

本当はこれを戦後すぐにやらなければならなかった。でも、そう単純な話でもなかった。

難しい問題です。

 

 

まとめ

 

結局何が言いたいかというと、韓国を悪くいうのはやめて、韓国側の立場も考えてみてほしいということです。そして、お互い歩み寄っていければいいのかなと思います。

 

1つだけお願いがあります。

最近は過激な人になると、韓国に対して差別発言をしたりしますが、どうか、それだけはやめてほしいです。

 

僕自身、専門が近現代史であり、卒論も朝鮮人慰安婦について書いたので、もともと日韓関係には関心があり、今回はこのような記事を書いてみました。だいぶ端折って簡単に書いたので、また別の機会に詳しく書きたいと思います。

また、日韓関係の悪化は、日韓協定で全てを語れるほど単純な話ではなく、様々な視点からのアプローチがあると思います。是非みなさんの意見を聞かせてください。反対意見大歓迎です。